震災に伴う無給休業から派遣切りへ

震災以降1ヶ月(4月11日現在)の相談件数がまとまりました。

3月中は「自宅待機」「無給休業」の相談が大半を占めていましたが、
4月に入って派遣切り・解雇の相談が急増しています。

震災後、「自宅待機」で様子をみていた企業が
一挙に労働者切り捨てに転じている模様です。

全国ユニオンに4月11日までに寄せられた相談は453件でした。
内訳は以下のとおり。

相談内容(複数分類)
 休業・自宅待機: 320件
 解雇・契約満了: 67件
 労働時間短縮: 29件
 雇用保険: 8件
 内定取消: 2件
 その他・不明: 64件

雇用形態別
 派遣: 171件
 パート・アルバイト: 81件
 契約社員: 58件
 正社員: 51件
 その他・不明: 92件

都道府県別
 東京都: 90件
 宮城県: 49件
 福島県: 34件
 神奈川県: 28件
 愛知県: 27件
 埼玉県: 26件
 茨城県: 21件 など

職種別
 製造: 124件
 旅館・式場・飲食店: 43件
 販売: 38件
 コールセンター: 28件
 事務: 22件
 運輸・ドライバー: 19件
 娯楽: 10件 など

性別
 女性: 211件
 男性: 210件
 不明: 32件

年齢層別
 10代: 1件
 20代: 44件
 30代: 73件
 40代: 46件
 50代: 35件
 60代: 21件
 不明: 233件

【震災便乗解雇、予防的雇用調整の派遣切り…】

急増する派遣切りの多くが「震災」を理由に挙げているものの、
働く者を切り捨てなければならないほど会社が追い詰められてはいるわけではありません。

情勢の変化によって会社が受けるかもしれない悪影響を回避するための
予防的な雇用調整であり、まさに「便乗解雇」です。

そんなことが許されるはずはありません。
しかし、そもそも予防的雇用調整を予定している派遣制度を放置する限り
派遣切りは何度でも繰り返されます。

震災ユニオンは、便乗解雇や派遣切りと闘って雇用と生活を守るとともに、
便乗解雇や派遣切りを生み出す派遣制度や有期雇用のあり方の見直しを求めていきます。

【日立オートモティブ「派遣切り」との闘い】

4月末に約150人の派遣切りを強行しようとしている日立オートモティブ群馬事業所。

日立オートモティブユニオン(震災ユニオン日立オートモティブ支部)は
11日、日立オートモティブと派遣会社サンヴァーテックスに対して
派遣切り・解雇の撤回などを求めて団体交渉を申し入れましたが、
派遣先・日立オートモティブは14日、
「派遣社員と当社の間には雇用関係はありませんので、
 団体交渉の申し入れに応じることはできません」
と回答してきました。

働かせて切り捨てた会社が話し合いさえ拒否する…
こんなことが許されるはずはありませんが、
こうした責任逃れのためにあるのが労働者派遣制度です。
改めて派遣制度の問題点が浮き彫りになります。

再度、団体交渉を申し入れて話し合いさえ拒否するようであれば、
いよいよ日立オートモティブを相手取った闘いの始まりです。

一方、派遣会社サンヴァーテックスは
「要求事項につき鋭意検討中であり、可及的速やかに回答します」
と回答してきました。
まずは派遣会社との交渉が開始されることになりそうです。
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